ゼラチンを使っていちごのムースを作ってみましたが、何時間たってもムースが固まらないって苦労したことはありませんか。
レシピ通りに作ったはずなのに、全然固まらない原因はなんだろう?って悩んでしまいますよね。
通常は家庭用冷蔵庫でも2~3時間あれば、ゼラチンを使ったムースやゼリーは固まると言われていますが、長時間冷やしても固まらないのであれば、他に固まらない原因があるのでしょう。
ゼラチンの量が少なかったり、材料とゼラチンがうまく混ざっていない場合もありますが、他にも固まらない原因はいくつか考えられます。
そこで今回は、いちごムースが固まらない原因や固まらなかった時の対処法やアレンジ方法についてご紹介していきます!
ぜひ参考にしてみてください。
いちごムースが固まらない原因は?
いちごムースが固まらない原因はいくつか考えられますが、その原因がわかれば次からは成功間違いなしですよね。
ゼラチンの量が少ない
ムースを作るときのゼラチンの量は、液体の約2.5%の分量のゼラチンを使用します。
例えば200㏄のレシピであれば、200ccの2.5%分=5gのゼラチンを使います。
もしもゼラチンの量が少なければ、固まらない原因となりますよね。
ムースを作るときに、レシピ通りでは人数分足りなくて、量を増やして作られる方もいますよね。
そんなときは水分量の2.5%のゼラチンを使うことで、固まらないという失敗を防ぐことができますよ^^
ゼラチンが溶けていない
もう1つ考えられる原因は、ゼラチンが溶けていないということ!
まずはじめに、粉ゼラチンはゼラチンの倍量くらいの水につけて、しっかり吸水させます。
このときゼラチンに水をかけるのではなく、水の中にゼラチンを振りいれること。
ダマになってしまうと、そのまま溶けずに残ってしまいますし、固まらない原因にもなります。
もしも溶けずにダマになってしまったときは、60度くらいの湯煎でしっかり溶かしてください。
電子レンジで加熱して溶かすことも可能ですが、加熱しすぎには注意です。
加熱しすぎてあふれてこぼれると、分量が減ってしまう可能性があります。
ゼラチンをあたためすぎ!または冷たい材料に入れた?
ゼラチン液は沸騰させてしまうと凝固力が落ちてしまいます。
そのため電子レンジであたためる方法は、失敗につながりやすいので、湯煎がおすすめです。
またゼラチンは20℃以下になると固まります。
いちごムースの材料とあわせるときに、ムース液の温度が20℃以下になっていると、全体にゼラチン液が混ざる前にゼラチンが固まりはじめてしまいます。
そのため固まらないムースができてしまうのですね
固まりづらい生のフルーツを入れた?
今回はいちごのムースをご紹介していますが、フルーツをたくさん入れたくて材料以外のフルーツを入れていませんでしたか?
フルーツの中には固まりづらいものがあるので、そのフルーツが含まれたムース液は失敗の原因となります。
生のパイナップルやキウイフルーツ・いちじくやメロンには、タンパク質を分解する酵素が含まれています。
そのためムース液が固まらなくなってしまうのです。
これらのフルーツを使用する場合は、加熱してから加えるかあらかじめ加熱処理がされている、フルーツ缶詰などを使用するといいですね。
いちごムースが固まらないときの対処法は?
もしも数時間たってもムースが固まらないときは、固まらない原因に思い当たるものがなかったか、確認してみてください!
また、単純に冷やし固める時間が足りていない場合もありますので、もう数時間様子を見てみるのも良いかもしれません。
いちごムースのレシピは生クリームが含まれていると思うので、再加熱はできません。
レシピによっても仕上がりの状態は異なると思いますが、ゼラチンを追加してみるのもありですね。
固まらない原因がわかったと思うので、次回から失敗なしのムースができそうです^^
失敗したいちごムースのアレンジ方法!
おもてなし用やプレゼント用に作っていたいちごムース。
どうしても固まらずに、諦めてしまう方もいるかもしれません。
いちごのピューレに生クリーム、固まらなくても味は抜群です!
こんな時は冷凍後に入れてクラッシュして、シャーベット状にしていただきましょう^^
ムースでもアイスでもない、ゼリーを凍らせたときのような食感が楽しめます。
これはこれでおやつとして十分美味しくいただけます!
ぜひお試しください^^
まとめ
いちごムースが固まらない原因や対処法についてご紹介しました。
- ゼラチンをしっかりふやかしてから使うこと!
- 水分量の2.5%分のゼラチンが使われているかチェック!
- ゼラチンを加熱しすぎていないか、20℃以下のムース液と混ぜていないか。
- 固まりづらい生のフルーツを一緒に加えていないか確認。
固まらずに困っていた方の解決策となれば嬉しいです^^
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